ダリ展

 17日。午前中のある勉強会を終えてから、休みを取っていたchosu-pampaとダリ展へ。

 chosu-pampaに新国立美術館の建物を、まず見せたかった。この波打つフォルムはどうだ。
 chosu-pampaは、紅葉の樹々と茜色に染まり始めた空、奇怪な建物をふふふと言いながら、chosuに見せたくて、カメラのシャッターを切るのだった。

 行き帰りchosu-manmaは杖を突いていたが、会場では車椅子に乗った。大勢の観客がいたら迷惑だったろうが、若冲展のことを思うと、充分ゆっくり見られる状態だったので。

 ゆっくり一枚一枚夫婦で鑑賞。初めて車椅子を押したというのに、chosu-pampaは細心の注意を払って、安全運転なのだった。乗り手と周囲の人への配慮が素晴らしかった!

 ただ、chosu-manma達の知っている有名なダリの絵は、全く今回展示されておらず、これには落胆した。しかし、あまり図鑑で見ない彼の少年時代からの絵から年代を追って、展示してあり、原爆後の世界感も彼は描いてたことを初めて知れた。写実画から奇天烈な抽象画、その中間のものなど、様々なダリの作品が見られた。やはり、彼の「夢」の絵が面白い。

 完璧な筆使い。筆跡のない描き方は、どうやるのだろうか。今度先生に尋ねてみよう。

 六本木の街へ出て、コーヒーでも飲もうと思ったが、やはり値段が高い。仕方なく自販機の缶コーヒーで、我慢。ビル群の底には小さなクリーニング屋さんがあり、煙突から煙を出してもくもくと働いていた。アイロン掛けの姿がかっこよかった。

 小さな神社もあり、お参りしておみくじを引くと、カエル入り。カエルに、今夢中になっているchosu-manmaのことを神様がご存知なのか知らん。大当たりだった。
 
 今度は、ぼつぼつを描く怖い怖い草間 弥生先生の作品を見に来たい。開催予告のポスターの彼女の実物大顔写真と並んで、chosu-manmaの写真をchosu-pampaが撮ってくれた。