久々の母からの手紙
一年ぶりだろうか。〇〇子のことは、書くなという葉書きが届いて以来。不自由になった右手でたどたどしく、しかし力強く、こちらからの手紙に対するお礼が書かれていた。
ほっとすると、その次に他人のことは書くな、とある。
昨年〇〇子については、病気になってしまったからどうか、助けてやってほしいと書いたが、「早く死んでほしい、彼女が憎いから、一切書くな」ときた。
今回は母も知っている、他人からの嬉しいプレゼントについて書いたのだった。美しい今は亡き友人の絵も添えて。
するとそんな人は覚えていないという。本当かもしれないが、多分人の喜びを共感したくないのだろう。
そういえば、chosu-manmaが好きになる人、逆に愛してくれる人や誉めた讃えてくれる人のことを、何故か母は憎むのだった。
自分が嬉しいことをともに嬉しがってくれる、とつい思ってしまうchosu-manma。
馬鹿なのか。純粋なのか。どうしても、母を喜ばせたいと思ってしまうのだ。価値観が全く違う人に対して。