子のいない友人

 夫婦仲も良く、社長をしていて還暦に自宅を建設したC君は、近頃坐骨神経痛で、大変な痛みと闘っている。
 しかし、決して仕事は休まない。

 Cは知的で、太宰治のような風貌をしているが、石頭固吉。昨年からギターを40数年ぶりに始めて、なかなかの腕前なのだが・・・
 
 
「あと何回、桜を見られるか」、とか「後世に血を残せない自分が何か夢中になれるものを見つけたい」・・・などとメールをくれた。

 彼と、とことん話してみたい。こんなに幸せな境遇に居て、常に彼はうつ状態なのであった。

 おせっかいなchosu-manma。
 
 ああ、そうだ。恋をするっていうのはどうでしょう。肉体関係はもう、必要ないでしょう。奥様も大切にしながら、愛する人を見つめるのです。男女どちらでも良いではないかな?トランスジェンダーの人でも。