嬉しいクリスマスプレゼント
25日 ビンちゃんが、先日義父から送られてきた野菜やお餅等をお裾分けしたところ、感謝の返礼にと自分の勤めている総菜屋の商品を段重ねで持ってきて「メリークリスマス」と言う。
夕飯時だった。
彼女は朝40分歩いて、職場へ行き、一日中立ちっぱなしで働いて来た。
両手には、満杯の買物袋をぶら下げている。小さな身体である。145cmくらいだろうか。痩せ細った腕で家族を支えているのだ。三日月のようにあごが突き出て、決して美人ではないが、きちんとアイラインを入れて真っ白なお面のような、お化粧を欠かさない。
ありがとう。でも、たくさんあるから少し手伝ってもらうために差し上げただけなのに。
惣菜は、実はあまり美味しくないからこちらとしては、欲しくは無いのだが、高価な者。お店からお金を出して買って来てくれたのだ。ごめんね、ありがとう。
そして、もうひとつのプレゼントが!!
ある編集局から、夕方電話がかかった。先日体験したことを作文にしたところ、同日の別のことだが、前半があるものに既に掲載され、後半の体験談が他紙の方に掲載されることになった。
庶民のある日の小さな喜び、大きな感激を書いた。
電話の女史に、「メリークリスマス、良いプレゼントをありがとう」とわたくしは、言った。