友あり遠方より来る

 また楽しからずや
 
 2年前外国語講座で知り合ったお二人と、23日北鎌倉を散歩。古民家美術館と明月院に行った。

 お二人は骨折明けと癌手術明け。chosu-manmaも腰が曲がり膝が痛むが、あちこちの痛みも友と歩けば楽しかった。

 ただ、素晴らしい絣や粘土の昭和の暮らしを再現した人形展を静かに味わうことは、できなかった。おふたりが、はしゃいでしまって「あの手芸作家の本を持っている。誰々さんを知っている。」と作品達から想起したことを興奮して互いに負けずに、披露し合ってしまった。今目の前の素晴らしい作品だけに感動しましょうよ、と言いたかったが。

ランチはメインがスモークハムの小さい切れ端という、しけた1000円弁当だったが、ひとつひとつが美味しく、赤だし味噌汁も嬉しかった。

Gさんが癌から回復した体験記を聴くことができ、これからのわたくしたちも迎えるであろう癌になった時の参考になった。
 互いの子供達がなかなか結婚相手にめぐり逢えないことなど、以前に聞いた話に戻ったがとにかくこの日に3人が元気で会えたことは、素晴らしい。

 お洒落してやって来たGさん、退院後ますます充実した日々を過ごしていると言う。

 講座の後、お茶を飲みましょうと皆で一服している時、Gさんは学歴や知識をひけらかし、自慢ばかりいうので、嫌な奴だと思っていたが、今はファンになってしまった。

 Gさんはchosu-manmaより、すっと経済的にも恵まれお子さんも立派に育てられた65才。この講座で出会わなければ知りあうこともなかった。学校は「友をつくるところ」