母から電話

 午前10時過ぎ。帰省して以来、初めて母の声を聴いた。

 インフルエンザで死にそうとのこと。金曜日から、デイケアに行って感染。食欲もないが、食べると吐くと。

 可哀想に・・・。

 ひどい目に遭わされても、何度心を傷つけられても、弱った母の声にすぐほろり。

 何もかも、赦してしまうchosu-manma。

 すぐにも、看病に行きたいが、「寒いから暖かくなってから、来ればよい」としっかりした答え。

 だけど、行くまでじゃあ、生きていてね。

 毎晩7時に電話するよ、と約束した。

 約束どおり、夕飯を終えて電話すると、卵粥をひとくち食べられたと、弱々しい声。

 ああ、そばに居てやりたい。