無事に帰る

 17日午前8時から、2リットルの下剤溶液を飲み干し、脱水しな1いように水やスポーツドリンクもたんまり飲んで、下痢便をびちびちしゃあっと出して、いざchosu-pampaは、午後1時半からの大腸内の撮影に向かった。

 穴あきパンツに着替えさせられ、するするとカメラの付いたチュ−ブを肛門から挿入された、かわいそうなchosu-pampa。

 だが、いきなり「腸をガスで膨らませます」と言われて、びっくり。屁を放出することは、常にしているが、外からガスを入れられるとは生まれて初めての体験。
 カエルのお尻の穴にわらしべを突っ込んで、膨らませるという残虐な遊びを聞いたことがあるが、・・・。カエルの気持ちがよく分かったことだろう。

 検査は、予定より早く午後一時過ぎ頃から、ものの15分で終わった。

 大腸内の映像も見せてもらえて、多分異常なしとのこと。ポリープも癌も見当たらない。生体検査も必要なしとのこと。

 ああ、ありがたや。

 chosu-manmaは、彼の検査の間、くらくらしながら待合室にあった『ゴルゴ13』のペルー編女史刑務所潜入の巻を読んで、ゴルゴの活躍に感心していた。難攻不落の敵地でも、彼は古典的な手と最先端技術の粋を集めてミッションコンプリート。

 午後2時、病院を出た後、「ガスが腸に充満して苦しい」、と消耗しているchosu-pampaが心配だったが、どうしても漫画の続きが読みたくて、図書館へ周って借りてから帰宅。

 何度もトイレに行き、青ざめてきたchosu-pampaに気づかず、漫画に読みふけっていたchosu-manma。

 ごめんなさい。

 帰宅後しばらく横になると、元気回復。夕飯はおかゆにしたが、彼の食欲が戻ってきた。もう大丈夫だ。腹の中を空にするとは、大変なことだった。