さむらごうち まもる さんの影武者

 昨日午後2時半、chosu-manmaはいつも聞いているラジオを止めて、テレビの情報番組を待った。

 さむらごうち氏の、ゴーストライターが自身で今までの経緯を話し、世をたばかったことに謝罪した。

 ゴーストライターは、小さい人で目立たないおとなしそうな男だった。お金がもらえれば、自分の名を出さなくても良いと彼は考えて、ゴーストライターを引き受けたのだろうか。

 chosu-pampaとふたりで、さむらごうち 氏のNHKのドキュメンタリーと、交響曲ヒロシマを見て、涙した。曲も素晴らしいと思った。何度も見返した。

 全聾者が作曲する苦しみを、さむらごうち氏が演じていたのかと思うと、「天晴れ」としか言いようがない。NHKの製作者側も、彼の演技に感動しつつカメラを回していたことだろう。

 彼の奥様はすべて理解して、彼を支えていたのだろうか。

 世をしのぐため、障害を売り物あるいは武器にする人は、いるだろう。いても、いい。