ちょス飯の読書日記
『まんが道 第4部』 ★★★★★
- 作者: 藤子不二雄
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1987/05/01
- メディア: 単行本
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これは、懐かしい漫画。藤子A氏の上京から売れっ子になるまでの実話青春物語。
F氏が赤面恐怖症であったことなど、生誕80年になる彼の若き日々を知った。
当時の月間漫画雑誌の編集者は、非常に威張っていた。漫画家あっての業界なのに、締め切り締め切りで追い立てて、守れないならくびだというが・・・。
描きたいものを描いて、次々とヒットすれば食いつなげるだろうが、編集者の言うなりで描かねばならないとしたら・・・。締め切りまでにアイデアが浮かばないこともあるだろうし・・・漫画家とは、本当に大変な仕事だ。
往年の漫画家が、故郷青森ねぷたのことを話す場面は、ほのぼのした。藤子先生たちも、小さい金魚ねぷたを作っている。かわいらしい。今より、心にゆとりがある時代だったのでは。