ちょス飯の読書日記

  『まんが道 第4部』  ★★★★★
  

まんが道 (第4巻)

まんが道 (第4巻)

 これは、懐かしい漫画。藤子A氏の上京から売れっ子になるまでの実話青春物語。
 
 F氏が赤面恐怖症であったことなど、生誕80年になる彼の若き日々を知った。

 当時の月間漫画雑誌の編集者は、非常に威張っていた。漫画家あっての業界なのに、締め切り締め切りで追い立てて、守れないならくびだというが・・・。

 描きたいものを描いて、次々とヒットすれば食いつなげるだろうが、編集者の言うなりで描かねばならないとしたら・・・。締め切りまでにアイデアが浮かばないこともあるだろうし・・・漫画家とは、本当に大変な仕事だ。

 往年の漫画家が、故郷青森ねぷたのことを話す場面は、ほのぼのした。藤子先生たちも、小さい金魚ねぷたを作っている。かわいらしい。今より、心にゆとりがある時代だったのでは。