3月27日 雨のお花見ツアー

 かねてから楽しみにしていたお花見。その日に限って冷たい雨が降るとは。

 貧民相手の激安ツアー。chosu-manmaの懐具合を考えての、昔の同僚からのお誘いだったが・・・これは、ないぜセニョール。五箇所も回って花を見るなんて。一箇所だけでゆっくりすればよいのに・・・
 「隅田川クルーズ」というので、滝廉太郎の「花」を思い浮かべて「♪春のうららの隅田川・・・げに一刻も千金の、眺めを何にたーとーをべーきー」の川舟を想起していたら・・・
 ぼろぼろの路線バス船に、貧民がびしびしに詰め込まれて40分。日の出桟橋から隅田公園へ上ったのだが、・・・雨にけぶる桜もまあ、美しかったし、有名な橋を次々くぐるのも一興だったが・・・この、みっちり詰め込まれて移動するのは・・・悲しかった。がっくり。

 黄金のうんこビルの左手に、スカイツリーが足元だけ見えた。その上は見えない。もやっていた。

 そして、バスの隣りはマシンガントークの主婦友。90パーセントは知っている話。chosu-manmaは、いろいろな人生の為になる話題を提供したのが・・・彼女は、あまり興味を示さないのだった。

 そして、何度も故郷のことを話したのに、話すたびに彼女はこちらの出身県を忘れている。こちらは、彼女の話を真剣に聞いているので、しっかり覚えていると言うのに。
 誠実についつい、応対しすぎてしまうようだ。聞き疲れたcyosu-manma。

 やっと解散場所にバスが着いたと思ったら、「ケーキ食べて帰ろう」、と先輩が。まだ、話し足りないのだろう。お店でも、元同僚のМは話しまくった。結局1時間くらい、午後9時過ぎに帰宅。夫子は心配していた。

 おしゃべりを止めるのは、イグノーベル賞のマシンを買うしかないのか。結局、同じ内容のおしゃべりの繰り返しが、時間を喰ってしまうことが判明した。
 Мは、決して悪口を言っているのではないけれど、結果的にはただ、同僚の悪口を言っているだけなのだった。結論としては自分は、こんなに良い人だと言いたいのだった。
 ははは、とほほ。だが、憎めないМ。

 母親が一週間うどんを工夫して食べさせてくれた話や、夫に隠れてそっとそっと給料から抜き取り、こどもの学費に間に合わせた話など、珠玉の巻きもあるから。