ちょス飯の読書日記

 『パリの学生街』  ★★★☆☆

パリの学生街

パリの学生街

 この人の、眼で見たパリ。付き合う人も限定されている。
 孤独な狂女、はとに餌をやる老女、よぼよぼながら毅然としたばあさん・・・愛のある眼差しだ。
 パリっ子の気質の一部分を描いている。

 もっと多くのことを、知りたかった。

 ジョルジュ・サンドの賞賛した「貴婦人と一角獣タペストリー」が、折りしも新近代美術館に来ている。見に行こうか。

 フランスがアルジェリアを植民地支配していたのが、132年にも及び、独立戦争で多くのアルジェリア人を殺戮したという。これは、初めて知った。
 フランス人は自由、平等、博愛の精神は異教徒のマグレブには持たないのだろうか。