おや!

 この冬のある朝、雪がこんこんと降るなかで、すずめがちゅんちゅんと鳴いているので、寒かろう、腹が減っているだろうとかわいそうに思い、お米をベランダの柵の上に置いた。数回だけ。
 すると、春になっても雨の日になると必ず、あのときのすずめたちが数羽やってきて「おくれおくれ」とちゅんちゅん鳴きながら、ベランダの中までやってくるようになってしまった。
 「自分で餌を探しなさい」と、もう与えないでいたが・・・

 夏蜜柑の葉に住んでいた、チャッカリーヌたちが突然いなくなってしまった。もう半月くらい前から・・・ありゃりゃーー。すずめに食べられてしまったんだ。ごめんね。chosu-manmaが、すずめの気持ちになると、丸々太って、うまそうだったもの。

 と、がっかりしていた。わが家の、夏のペット。アゲハの子ども達よ、許しておくれと。

 「おや、」夕方ベランダ庭園に水を撒いていて、びっくり。
 チャッカリーヌが、こんなところに!!生きていたんだね。こんな大きなさなぎになっていたのか!!嬉しい。

 大震災以降、悲観的に物事を考える癖が付いていたのかもしれないchosu-manma。アゲハは、嘆かない。アゲハは、生きていた!!