ちょス飯の読書日記
『悪霊』第2巻
- 作者: フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/04/12
- メディア: 文庫
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これは、難儀して読了した。2巻で終わると思っていたら、誰も殺されていない・・・まだ、3巻も別冊もあることが判明。
いたいけな少女が、犯されて自殺する・・・・が、それを告白して本にまでして、出版しようとする主人公(か?)・・・
当時の社会情勢が亀山氏の解説で、細かく語られるが・・・・読み続けるのに、エネルギーが要る。翻訳は、現代風にしてあっても日本語に無いかくかくとした表現なので。
ドストエフスキーが、様々な人のセリフを考えて口述で書かせたのか、事実に基づいて書いているのか・・・あまりに、多様な人の性格とセリフ。またひとりの人間の中の正と邪、聖と醜、刻々と変貌する主人公。男と女、貴族と農奴・・・その描き分けには、圧倒される。
人間自体は、何百年たってもそう変化していないのだろうか。
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なんと、図書館に続きが購入されていないという。他の館から来るのを待つ。