ちょス飯の読書日記
『カラマーゾフの兄弟』5巻 ★★★★★
カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)
- 作者: ドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/07/12
- メディア: 文庫
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「エピローグ」・・・このような、結末が待っていたとは。
ドストエフスキー最期の小説。まだ、第2部を書くつもりだったという。
人間とはあまりに矛盾な存在。いいものの中の暗黒面。悪者の中の清らかな面。さっき、こう言ったのに一瞬にして真逆の態度になるなど・・・
本当に、人間の描写が凄まじい。
彼の父親が、領地の農奴に惨殺されている、そのことを書いているともいえる。殺した実行犯が殺人者ではないという。・・・・深い。深い、物語。
ドストエフスキーにはまってしまった!!
次は『悪霊』を読もう。
放送大学で、亀山氏を拝見。熱い男だ。