ちょス飯の映画評

 『スタンド・バイ・ミー』★★★★★

 単純な筋で、ゆっくり子ども達が線路の上を歩く場面が多い。歩きながら、田舎町に住む12才の4人の子ども達の境遇がわかってくる。どの子も、家族からの虐待を受けている。しかし、仲間がいる。
 互いに、励ましあい助け合う。そして勇気を持っている。

 涙が溢れた。
 子どもは、逆境に順応する。負けないものだ。 
 自分に暴力を振るう父を、愛してかばう、眼鏡のテディ。アメリカでは相手が子どもでも、家族の悪口を直接言うのかな。その場面がとくにかわいそうだった。田舎だからどの子が誰の子か、皆知っているからなのか。

 子どもは、親をまっすぐ愛しているものだと、あらためて思った。

 スティーブン・キングの原作を読んでみよう。