ちょス飯の読書日記
『1Q84 book3』 ★★★☆☆
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: ハードカバー
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行って帰りし物語。まるで大人の童話。10才の時の、純愛が結ばれる。
けれど、『20世紀少年』のごとく、謎ばかり書き連ねて謎解きをしないのはいかがなものか。
糾弾すべき、女性(妻、娘)への性暴力、虐待についての女側からの報復は、素晴らしいが・・・
ふかえりが、子宮を父親に壊されていることの衝撃また、宗教団体の中での少女陵辱に対するが、収拾されていない。
月が1つの世界から、2つある世界へ行っても愛は保たれる。
たとえが、2行おきくらいに出てきてこれはよろしくない。たとえを無くせば、1冊に書ける物語。長く書いて、3倍儲けようとしたのかな。
だが、彼らを追っていた(昔中央林間に住んでいた)牛河が、可哀想過ぎるマダムの保身のためとはいえ・・・彼は、桃缶や桃のパイが好きだった。
桃忌として彼の死を憶えておこう。