金管楽器のコンサート

 13日
 2ヶ月も前から待っていた、ブラスのコンサート。
 休みを取った夫と行く。
 まだそれぞれの音大を卒業したばかりの、若者の楽団。
 トランペット4人(中に女性がひとり)、ホルン2人、トロンボーン3人、ユーフォニアム1人、チューバ1人。遅くに会場に入ると最前列が空いている。真正面の席で拝聴。
 腹に響くラッパの音に、感激。

 楽しくなってくる。

 曲は、大衆受けする耳なじみのものばかりだったが、・・・。知らないものも聴いてみたかった、と夫。

「高貴なる葡萄酒を讃えて」のとき、シャンパン型のクラッカーがパーンと鳴って、中から金銀の細いテープが飛び出した。聴衆は、驚喜。

 さらにアンコールの最後の曲のときはもっと驚いた。皆、黒のスーツに黒の蝶ネクタイ姿での演奏だったが、いきなり派手なアロハ模様のシャツに白い上着を来た、小さい人がタップを踏み踏み、舞台に現れたのだ。
 ゲストに役者を呼んでいたのか!!
 ものすごい笑顔で、のりのりのダンスをラッパに合わせている。
 
 舞台の下にも降りてきて、踊る踊る。

 やがて、舞台に戻った彼は、ユーフォニアムを取り、演奏し出した。なーんだ。あの彼が・・・宴会部長だったのか。ははは

 ラッパの素晴らしさも、人の身体を使った表現も人を興奮させる。
 若者達の音楽家人生に栄光あれ!!