『英国王のスピーチ』

 ちょス飯の映画評『英国王のスピーチ』★★★☆☆

 ラジオで町山智弘氏が推奨していた。
あらすじを聴いてから観るのは、やや興ざめだ。
 国民への演技が求められる「王」の孤独を知った。
 国王だとて、人間。平民より優れていたのは、初代だけだろう。

 兄王が、2度も離婚歴のあるアメリカの年増女性と結婚したいがために、王座を弟に譲る。これは、日本では考えられない。

心を傷つけられ、吃音になったバーディ。オーストラリア人の医師でもないシェイクスピア狂の男が、英国王の心を癒し、吃音症を治していく。
 何度も、喧嘩別れをするが彼らが友情を深めていく姿、夫を励ます妻の姿は、良かった。
 平民も王族も人間として向き合うことはできる。

 日本では、こうはいかない。