ちょス飯の読書日記

  『原発事故を問う』 ★★★★☆

原発事故を問う―チェルノブイリから、もんじゅへ (岩波新書)

原発事故を問う―チェルノブイリから、もんじゅへ (岩波新書)

 チェルノブイリ事故は、何故起きたのか。どのように対処して収拾していったのか。翻ってわが国のもんじゅの失態から、何が読み取れるか。
 NHKディレクターの、取材リポート。

 原子力を、私達は安全に取り扱うことができない。
 3.11以後、私はやっと気ずいた。

 さらに、政治的意図を持って「安全でクリーン」を信じ込まされていたのだと、本書により、やっと気ずいた。原発事故がソ連崩壊の遠因ともなった、と七沢氏は指摘。

 何度も、福島原発から放出された放射性物質の量の発表を変えて発表しているが・・・
枝野節「ただちに健康被害が確認されぬ」に一瞬しーーん。がしかし、未来への被害の方がずっと恐ろしい。