昨日は、初めての夜間停電

 昨日、chosu地区で第二回目の停電が、午後七時から九時半頃まで実施された。予定よりずっと遅れて始まったので『今日もないのかな』と油断していた。だから、いきなりぷつりと明かりが消え真っ暗になったときは、ものすごいショックだった。

 準備しておいた懐中電灯と、ロウソクを灯し、携帯ラジオをつけて昼間に買ってあった「かつや」のロースカツ弁当を食べた。

 食べ終わった頃、二日の連続勤務から、chosu-pampaが水っ洟をたらしながら帰宅。無事だった。でも、ひどいクシャミ。息苦しそう。花粉症と喘息と疲れと・・・・・。
 昨夜ビジネスホテルに泊まったから、「いい」ビデオを見ようかと思ったけれど、小銭がなくて見なかった。と言う。ふふふふ

 ああ、停電は怖い。真っ暗闇だ。
 すべて、私たちの生活は「電気」で行われていたのだ、と改めて気ずく。
 テレビもラジオもインターネットも電話も「はてな」も・・・。音楽も映画も洗濯も暖房も・・・。そして、灯り=安心も。全部どれも「電気仕掛け」だったのだ。
 電気は、ありがたい。
 電気に感謝。
 電気こそ、わたしたちの夜の「神」。

 この電気は、原子力発電機で、驚くほど単純な仕掛けで作られている、ということが今回の原発事故のニュース解説により分かった。
 核燃料棒を熱くして、その熱でタービンを回して作る。使用後は、ただひたすら冷やす。そんな簡単なことで安全でクリーンな発電が出来ていたのだ。
 けれど、今回の凄まじい地震は想定できず、津波にざぶんと浸かり電源が破壊され、いともあっさり放射能を解き放つことになってしまうと言うことは、関係者の誰にも予想だにできなかったのだ。

 放射線、放射物質の拡散は既に始まっている。
 これ以上の、悪化を防ぎ最悪の事態をなんとしても喰い止めなければならない。
 知恵と力と勇気を結集して、電源が遂に確保でき、自動で海水を放水し続ける事が可能になったという。
 どうかどうか、収拾できますように。

 消防士と自衛隊員、警視庁警官、東電職員、協力者の皆々様に敬礼!
 chosu-manmaは、あなたがたの勇気に心より感謝申し上げる。

 一方原乳、ほうれん草、水道水から微量の放射性物質が検出されたと枝野官房長官は、発表した。だがただちに食べた人の健康に影響があるわけではない。
 発がん物質は、放射性物質以外にも含まれているただろう。
 農作物を出荷できなくなれば、生産農家は生活できなくなってしまう。放射能恐るべし。風評被害は必ず起きるだろう。

 原発は、やはり危険だ。
 私達が空気のように意識することなく使いたいだけ使ってきた電気を、魔法のように作り出してくれたのに、・・・・
 
 制御不能になると、巨大な大怪物の悪魔となって私達に襲い掛かり、喰らい、恐怖のどん底に突き落としてしまう。
 ロードオブリングの中に出てくる「世界を支配する指輪」って「原発」のことだったのか。

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今日も『教行信証』を書き写す。
 二万人近い人たちが、津波に呑み込まれて一気に別の国に送り込まれてしまった。
 ヒトだけでなく、多くの動植物も押し流され、また陸地に打ち寄せられたことだろう。
 命あったすべてのものたちに、安楽な国で暮らしてと祈る。そして、地震から一週間ずっと艱難辛苦に耐えている私達を、どうかそちらの国から助けてほしい!

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 ティッシュペーパーと牛乳、ヨーグルトを買いにスーパーへ向かうが・・・待てよ、小さなよろずやを、スーパーへ行く途中にあるので覗いてみると・・・。ティッシュボックス五箱組も牛乳もあるではないか。はははは。安売りスーパーでは開店前から並んでも、売り切れていたのに。ありがたや。
 缶詰と赤玉ハニーワインなども買う。

 地震見舞いの電話をくれたしーちゃん、くーちゃん、みーちゃんにお礼状、姪に卒業祝の葉書を毛筆で書いて出す。