ちょス飯の読書日記
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 産業編集センター
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
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これは愉快な教養娯楽小説。まるで落語だ。
最重要な、神に踊りを奉げる場面の歌が小林亜星作曲のレナウンの懐かしのCМソングだとは。私には全然思い出せぬが・・・。若々しい京大生が、厳冬の真夜中にフレンチカンカンのように、歌い踊り狂い、裸になっていくのは、涙が出るほど滑稽な場面だった。それが隠れているものを、可視化させるとは・・・。オニを呼ぶ儀式だとは・・・・。
ホルモーが、敗者のギブアップの音だというのがまた可笑しい。
ただ、楠木ふみの女心は,主人公安倍が気ずかないだけで、読者にはもう見え見えだったのでマイナス2★とした。