21日 川崎大師へ初詣

 正月始めの縁日だからか、chosu-manmaがいつも行くときより賑わっていた。参道の飴やにも人間が立ちとんとんとんとんととっと、とんとんと長く棒状に伸ばした飴を切っていた。いつもは、マネキンロボットが切っている店にも。
 土産屋の店番も、三、四人詰めいてる。

 何故か、仏教寺院にお正月の注連飾りがある。仏教が伝来して行く国ごと、地域ごとにそこにあった伝統文化を否定することなく融合して行ったのだろう。

 880余年前、信心深い猟師が網で引き上げた、弘法大師の手になる自画木像がご本尊だが、他にも聖徳太子不動明王馬頭観音竜神様、お稲荷さん、薬師如来などいろいろ鎮座ましましている。
 五重塔には、地元の戦死者の名簿が納められている。ドライブスルーの交通安全祈願も。
 chosu-manmaは、どれにもお参りした。最後に弘法大使像の周りにぐるりと立つ四国八十八箇所の名前の石柱も撫ぜながらゆっくり進んだ。
 ここがとくにぐつぐつで、大勢の人が順番を待って並んだ。
 
 どうか、平穏無事に今年もお守りください。昨年は
ありがとうございました。

 だるまとお札を交換。お札入れを今年は奮発して買った。境内に置かれていたおみくじを引くと「第五十三番・吉」百円を払い、箸入れより少し大きい八角形の箱を振り、穴から串を出すと番号が書かれている。自分でその番号の引き出しを開けてくじを取り出すのだ。
 誰も不正をしない。仏罰を恐れているのか、人目があるからか。これは、日本ならではの美徳。
 全部の引き出しを開けて調べ、「大吉」を何枚も盗もうという輩はいない。