三人の命日

 六日、それは父と⊿叔父とλ叔母の命日。
赤い和ローソクを立てて読経。

 午後、バスに乗ってchosu-pampaとカフェへ行く。マスターは相変わらず、白い肌着を着ている。初めて気づいた。彼の雲形リーゼントは「かつら」なのでは?
 λ叔母は、コーヒーが大好きで、毎朝喫茶店に通っていた。彼女の思い出をchosu-manmaは語った。もしかしたら、認知症を既に発症していたのではなかろうか・・・・。そんなことを娘達に言えば悲しんだだろうし、否定されただろう。でも、なんとかうまく伝えれば、彼女のことをもっと心配して、一人にさせなかったかもしれない。突然死を防げたかもしれない、などと考えてしまう。

 帰りは、林を抜けてふたりで歩いて帰った。やつでの花がまあるく咲いていた。chosu-pampaは上機嫌で花を撫でるのだった。