ちょス飯の読書日記
『ブランカ』 ★★★☆☆
物言わぬ犬が主人公の物語。殺人兵器として改造されて訓練されたブランカが、元の飼い主に会うために、ひたすら走る。一途な姿。大迫力の絵、犬の表情や動きが活写されている。でも、悲しすぎる。
- 作者: 谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/30
- メディア: コミック
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『神の犬』 ★★★☆☆
まさか・・・・。ブランカの続編が読めるとは。彼の双子のこどもの物語。
けれど、タイガはブランカと同様に、殺人兵器として訓練を受けさせられ、怒りの衝動を増幅させ、制御不能となってしまう。身体能力も、父以上に増大している。指導する女性訓練士の迫力は凄かった。信頼させるには、常に犬より強くなければならぬ。
最後にきょうだい犬のナギに引き寄せられ、森に帰ろうとする姿は泣ける。
人間の勝手で、殺戮兵器に仕立て上げ、制御不能になったら「殺す」・・・なんて、酷いことだろう。
けれど、タイガは人間にはもう、し止められない。
最後の場面には、少し救われた。
- 作者: 谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 小学館
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