夕焼け雲に誘われて

 chosu-pampaと夕空を見るために丘に上る。
はあはあと息を切らし汗だくになってしまうchosu-manma。擦り減った下駄履きのchosu-pampaは、まったく平気で、からころと坂道を歩く。
 「もうだめだ、自分はもう(命が)長くない。」などと言うのが口癖のくせに、足腰の丈夫なchosu-pampa。

 午後五時半過ぎころだったろうか。ああなんと美しい。薄い桃色と灰色がかった雲の色。水色の空をバックに、何層もいろどりの雲が重なって見える。それが刻々と色を変え、やがて褪せて行く・・・・すっかり暗くなってきた。

 丘のふもとのスーパーでは、安売りの398円の江戸前寿司一パックがなんと百円引きになっていた。
 よっしゃー!!

 今日は祝日。ふたりで寿司をつまみ、トリスのハイボールで乾杯。

  ******
 夜、Mちゃんまで、大きな月餅を持ってきてくれた。中国土産の魚の干物も。有難し。

 そういえば、U&K(当時赤ちゃんだった)とM達を初めてchosu-manmaが、小人ハウスに招いたとき、山崎製パンの「月餅」をお茶菓子に出して上げたっけ。三年前の十月頃だったかな。ふたりは「中国のものとはぜんぜん違う」と驚いていた。でも、chosu-manmaは、結構日本製の偽月餅が好きなんだ。日本人向けに食べやすくアレンジされた世界各国の料理、お菓子は、かなりオリジナルの物と異なるらしい。