三本連結歯

　とうとう抜歯した歯を入れる時が来た。
夏休み最後の日だからか、歯科医院の中は、いつもより混んでいた。「chosu-manmaさん」、と呼ばれてできてきた部分入れ歯を付けてもらう・・・・。何度も咬み合せの高さ調整をしてから、出来上がった口中を鏡で確認させてもらう間もなく退場。先生は、超かっこいい優しい男だ。

　いま見てみたら・・・。二本で支えるのではなく、左右の歯で真ん中のサイボーグ歯を支えていた。保険診療ながら七千円を請求される。ガーン!!　大変な出費だ。⇒しーん。この胸の音を受付嬢に知られてはいかん！chosu-manmaは、素早く無反応に修正し、惜しみなく金を払った。

　笑うと銀歯がキラリ。ますますばばちゃんらしくなったのう。

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　歯医者へ行くために、バス停にいたら厚着の奥さんが隣に並んだ。chosu-manmaの見知らぬ人だが「今日も暑いですね」と声を掛けると「私は、これくらい全然平気だ。家でも冷房を使わない」「仕事で、暑さには慣れている、あなたは昼間から冷房をかけた部屋にいるのてょう」などと言われた。なんと丈夫なおばさん。chosu-manmaは、冷房のきいた部屋にいられる金持ちの奥さんに見られたのかな、ははは。彼女の前歯は無残にも欠けているのだった。