爺やの依頼
くもり一時雨。
今朝、突然故郷の恩師トム爺(喜寿)より依頼メールが。
「はやぶさを見てきてくれい。」と。大行列で何時間も待たされるのか・・・熱中症になって死ぬかも・・・行くのを一瞬ためらったが、いやこれは、人生ただ一度の体験だ!
行くべし。この眼でみるべし。
七年間、60億kmもの旅から帰還し燃え尽きたはやぶさの守りぬいたカプセルを見ることにした。
展示物①パラシュート②インスツルメントモジュール③搭載電子機器部④再突入カプセル⑤背面ヒートシールド⑥前面ヒートシールドはそれぞれ、ガラスケースの中にあり、鎖で結界が作られていて近づけないし、歩きながら見なければならず、一時間半待って数分間しかご対面できなかった。
これが?あっけないほど小さい弱々しそうな金属の単純な造作だ。これがはやぶさのカプセルを守ったものなのか?、シールドの焼け焦げ跡がはっきり確認できる。
地球を一目見てから、燃え尽きて死んでしまったはやぶさ。君のたくましさ、図太さ、何度も壊れたりミスったり迷子になるというお茶目なところと死をも恐れず指令を果たした、その勇気に私たちは胸が一杯になる。健気なやっちゃー!
午後四時半帰り際、はやぶさへのメッセージが書けるボードが四枚あり、すでに満杯状態。「感動」と「感謝」の文字が連なっていたが、「君を忘れない。トム爺代行 chosu-manma」と書いた。