Uちゃん憂鬱

 シャッピー・チャッカリーヌ観察日記 5
晴れ
 体長44mm 最大糞4mm×1mm

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チラシ午前9〜10:30配布200部。暑かったーー。

 今まで毎回配っている裸木二本の家のおばばが、chosu-manmaがボストにチラシを入れる音を聞きつけて、掃除機のスイッチをOFFにして、家から飛び出てきた。「こんにちは」と挨拶すると「ゴミになるから要りません」と静かに宣告される。「ご迷惑をおかけしました。以後、お配りしません」と頭を下げるchosu-manma。汗が余計に流れた。

 その隣の広大な敷地の農家のじいさんは、にこにこして「ご苦労様」と汗だくだくですまなそうに配っているchosu-manmaのことを労ってくれた。
 入り口から少し入ったところに、長い支柱につるを伸ばして、葉が大きく茂っている作物がある。
 「これは、かぼちゃですか?」と尋ねると「きゅうりですよ」とのこと。ははは「日陰ができていいですねえ」

 午後∪ちゃんから息子のKくんがchosu-manmaばあちゃんに会いたがっているとメールをくれたので、遊びに行くよと昨日返信していたら・・・。午後1時。どんどんと扉を叩く音が・・・・。慌てて垂れ乳をブラジャーで上げて(常に家ではノーブラ)出ると、∪&Kが立っていた。
新しいわがPC「きまこ」を見に来てくれたという。
 でも部屋の中はいつも通り、泥棒が入ってかき回した状態なので面目丸つぶれ・・・。足の踏み場がナッシング!

 大童で片付け始めるchosu-manmaの汗だらだらの様子を見て、∪ちゃんは気の毒がった。
 やはり、∪宅へ行くことに。
Kくんは、ひとりでしばらく遊ぶとchosu-manmaばばのことを慕って抱きついてきた。でもそれは、ほんの少しの間だけ。ひとりで、独り言を言いながら数十台のミニカーを並べて遊ぶ。足踏み用の竹も「トンネル」だ。車の前に積み木を置いて駐車場だと言う。三才の言葉は愉快だ。彼が拾った小石にも駐車場を作った。

 腰痛のMちゃんもやって来て、りかちゃんの着せ替えごっこもやった。彼女は「私もりかちゃんを買う!」と。

 Uちゃんは、ふと興味深いことを言った。「つまらなくて自殺したくなることがある。」すかさずMちゃんが諌めた。「馬鹿な事を言ってはならない」

 でも、彼女はKくんが幼稚園に行っている間に室内を大改造。ペンキ塗り、ワックスがけでピカピカになっていた。
 そして古い家具を捨てて、新しい家具がもうすぐくると言う。
 一生懸命やったのただなあ。

 家を綺麗にするって、すごく「つまる」ことだよ。
 chosu-manmaは、ごみための自分の家を反省。少しずつ物を減らして綺麗に暮らしたい・・・∪を見習おう。

 彼女は、異国での子育てを人一倍頑張っている。とても尊い。自分のしたいことを犠牲にすることも多いだろう。こどもといる、ただその漫然とした毎日がつまらないのだろうか。ただ、冷めた目で自分を見つめているのだろうか。
「今は仕事を見つけることより夏休みを子どもとのんびり過ごすことにした。自分も泳げるようになりたいし・・・明日、プールへ行こうと思う」よしやよしや。chosu-manmaには5年前に買った水着がある。「一緒に行くべ」とどばあちゃんも、恥ずかしながら泳ぎに行くことにした。