地域情報誌配る!

 10時から11時半まで情報誌にチラシを折りこんだ物を125部近辺に配る。
疲れたー。

 そして、久々の読書。

ちょス飯の読書日記
山本周五郎作 『さぷ』★★★★☆

さぶ (新潮文庫)

さぶ (新潮文庫)

 高校生のときに、読書クラブで読んだ。けれど、ほとんど内容を忘れていた。
これは、さぶにいつも助けられている「栄二」の物語なのだが題名は「さぶ」だ。

 人は、あまりに理不尽な目にあったときどうなるか。
そして、どう立ち直っていくのか。成長していけるのか。日本版『モンテ・クリスト伯』のようでもあるが、ずっとこちらの方が優れている。

 能力の劣る人が、実は世の大半を占めている。しかし、その人たちこそが、能力の優れたものを支え活かしている。

 人足寄場のなかで、栄二がだんだんいろいろなことに気づき、変わっていく。
そして、ずっと栄二を慕い支え続けるさぶ。

 泣いた。

 最後の、種明かしは成る程と納得できるものだったが・・・。別の結末でも良かった。自分を落とし入れた犯人が、別のものの方が良かったのでは・・・。