弔問三昧

昨夜父の一周忌から東海道線の普通で帰宅。*夫の恩師と友人宅弔問も無事終えて来た。ご遺族の皆さんが私たちの来訪を、ものすごく喜んでくれて故人の若い頃の写真を持参して、見せると余計に喜ばれた。はしゃいで大きな声で笑った。そして泣いてしまった。職業訓練校時代に知り合ったN君はpampaに心酔していて、「走るのもボウリングもパンチングマシンも全然脱力しているように見えるpampaさんにかなわなかった」、と悔しがっていて、「どうして頭のいいpampaさんが自分なんかと仲良くしてくれるのか」と言っていたそう。彼はスポーツ万能でまわりにいる人の中でなんでも一番だったけれど、初めてpampaに負けたようだ。嬉しいような悲しいような。N君は死んだ次の日が47才の誕生日で、病床から通学し見事正看護師学校を卒業して、人生を終えた。葬式に証書を読み上げられたそうだ。彼の職場の精神病院の職員が大勢葬式にやって来た、と父親は嬉しそうに言う。N君の家はぼろぼろの狭い小屋で、侘しいみかん箱くらいの小さい赤い箱が仏壇なのだった。スキルス性胃がんだった。担当医も扱うのは二例目だという。医者になって癌研究がしたくなった!合掌