喪中メール届く

まさか、こんなに早く!
夫の同級生が47才という若さで急逝。もう亡くなって一週間とのこと。
人一倍努力家で筋肉隆々、運動神経抜群の男だった。空手黒帯。
その彼が、病に倒れるなんて・・・・・そんな馬鹿な話があるか。

遠くにいて何もできず、彼の写真を飾り回復を祈るのみだった・・・・。

九月に帰省した折、彼を見舞うつもりがまだ入院していないとのことで会えずに、自宅へ戻った。

詳しいことはわからないが、発見されたときは手遅れだったのか。逸見さんと同じ「スキルス性胃がん」だったのかも知れない。放射線で癌を縮めてから手術するはずで、「経過良し」とのメールを本人が書き送ってくれたのに。たった三ヶ月の闘病で逝ってしまうとは。

うちのテレビの上に、私たち夫婦の結婚20周年記念の写真が飾ってある。ふたりが微笑んでいるのは、友がシャッターを切ったから。あれはもう三年前。夫と友とれぞれの妻四人でファミレスで訓練校時代の思い出や現在の仕事について楽しく語り合った。それが、生きている彼の姿を見る最期になるなんて。万馬券を当てたら、互いに国家試験に合格したら・・・・もっと高級レストランで奢るから、・・・と馬鹿なことを言って、「また会おう」はははははと別れた。