大慌てで描いたクリスマスカード

 サークルの仲間に、4日前クリスマスカードを送った。前回欠席した3人へ、次の予定を書いた。このところずっと欠席していて、もう退会しようとしているかもしれない先輩には、お元気ですか、と書いた。

 すると、男性会員は恐縮して電話でお礼を言ってくれた。彼は、もう一回所用で休むが来年も続けたい、とのことだった。

 そして、退会しようとしていた先輩からも電話があり、その喜びようにびっくり。
 適当に、クリスマスソングブックの挿絵を真似して描いただけなのに。色鉛筆で。
 しかし、chosu-manmaが、彼女がよく渡仏しているという情報を得ていたので、彼女の知っている言葉・コマンタレブー?と書いたことに、痛く感心してくれたのだった。

 その御礼の電話のとき、体調が悪いことと自分がうまく描けないことで、しばらく休むことにしたと言ってくれたのに、・・・。なんと彼女は今日、絵画教室の終わりを待っていて、庭の千両を皆に、世話係の私達にと、チョコレートをプレゼントしてくれた。

 古参会員のZさんが言うには、彼女は何を考えているかわからない、いい加減な人だそうだが、どうしてどうして心優しい、気遣いの人でもあった。

 ある情報だけを信じて、その人のマイナス面以外の面も見なければ「嫌な人」になる。しかし、打てば響く。温かい言葉を掛けられて大いに喜んでくれた彼女。その姿に、偽りはない。