ちょス飯の読書日記
『拳の先』
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 単行本
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ゾンビキャラクターで、打たれ強いボクサー立花と、彼を愛する編集者空也と小学生のんちゃんの物語。
立花は、強い。倒されないボクサーだ。何度倒れても立ち上がる。しかし、本当は・・・。
のんちゃんは、太っていていじめられている。親はいじめを知っていても「強くなれ、自分で解決しろ」というスタンスのインテリだ。
著者はいつも、いじめられているこどもたちのことを思っている。いじめられているこどもや、周囲から浮いていると思っている大人は、これを読んで下さい。
飲み屋の食べ物が、色々出てきてうまそうだった。
タイでの立花の猛特訓の場面、こちらも熱く暑くなった。
小さい頃からムエタイを仕込まれて闘わされて、それで暮らしていくこどもの姿には、胸が痛んだ。
悪いやつが出てこないので、マイナス1