ちょス飯の読書日記

 『拳の先』

拳の先

拳の先

 ★★★★☆
 ゾンビキャラクターで、打たれ強いボクサー立花と、彼を愛する編集者空也と小学生のんちゃんの物語。
 立花は、強い。倒されないボクサーだ。何度倒れても立ち上がる。しかし、本当は・・・。

 のんちゃんは、太っていていじめられている。親はいじめを知っていても「強くなれ、自分で解決しろ」というスタンスのインテリだ。

 著者はいつも、いじめられているこどもたちのことを思っている。いじめられているこどもや、周囲から浮いていると思っている大人は、これを読んで下さい。

 飲み屋の食べ物が、色々出てきてうまそうだった。

 タイでの立花の猛特訓の場面、こちらも熱く暑くなった。
 小さい頃からムエタイを仕込まれて闘わされて、それで暮らしていくこどもの姿には、胸が痛んだ。

 悪いやつが出てこないので、マイナス1