この日を待っていた

 昨日は白内障手術後、初めてお化粧をしてあるコンサートに出かけた。
 風邪を引かぬよう、足が痛くならないようにと願ってこの日を待っていた。

 25年位前までchosu-manmaも一緒に歌っていたお仲間が、ミニコンサートを開いた。先生から2ヶ月前に招待状をいただいた。白内障の手術後なので、目の状態がその時どうなっているかによるが、是非拝聴したいとお返事を出した。

 この会の単独コンサートは久しぶりに開かれたものだが、200席くらいだろうか、小さいとは言え会場は、ほぼ満席。chosu-manmaのように、皆を支持し聴きたい人たちが、今日を待ちわびて、こんなに集まってきたのかと嬉しかった。家族知人友人、合唱関係者など身内以外にも、chosu-manmaの後ろには音楽が聞きたくて初めてこのコンサートに来たというおばあさんまでいた。

 60代70代、80代の乙女たちの合唱は、キレがない。弱々しかったが、静かなハーモニーだった。クラッシック曲の他にも、歌謡曲、童謡など美しく馴染みの曲ばかりをしみじみと聴かせてもらえた。約90分。途中休憩とピアノ独奏などをはさんだが、年配女性たちが凛とした姿勢で立ち続けて、多くの歌詞を憶えて歌われたことに脱帽だ。
 赤紫のロングドレスを後半では白いブラウスと花がらのねずみ色のロングスカートに着替えられて、皆のステージ衣装も上品で美しかった。

 帰りは風のなかを、よろよろと二本杖を突きながら帰ったが、本当に嬉しい余韻を味わっていたから足の痛みも、なんのその。
 アイスコーヒーを飲んで一服して、帰った。
 
 御見舞をくれた友人に、デパートで涼し気な美しい柄のストールを選んで帰った。快気祝いを送ろう。