ちょス飯の映画評
『ガス燈』 ★★★★★
- 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
- 発売日: 1997/12/25
- メディア: VHS
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相手のことをよく調べずに結婚した、新妻が新婚の夫により、精神を病んでいると追い込まれていく。愛する旦那様は妻のためだと、外との人間との接触をさせない。
上流階級には、精神を病む奥様が一般大衆より多かったことだろう。貧乏人は精神科医にかかれない、ということもあるが・・・。
精神異常をまさにきたしかけて、絶望のどん底にあるヒロインが最後の最後に助け出される大団円。メイドのこまっしゃくれた態度も面白い。当時の衣装、建物、インテリア、どれも見応えがあった。
『海峡』 ★☆☆☆☆
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/01/21
- メディア: DVD
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三浦友和が、洞爺丸遭難事故で両親を亡くした、こどもとして出演。長じてトンネル掘りとなり、北海道川と本州側との開通の爆破ボタンを押す。
感動の場面ではあったが・・・・。
豪華絢爛たる東宝50年記念映画と銘打った、莫大な資金を注ぎ込んだ映画だが・・・。
つまらなかった。
一つの仕事に打ち込む男の姿は、孤高の健さんのはまり役だが、何故そこまで打ち込もうとするのか、その狂気や彼の人間らしい欠点も描いてほしかった。
また妻子と離れて、ずっと20年も単身赴任で働き続けて、成功を見るのだが、彼を慕う小料理屋のヒロインを愛する場面も欲しかった。故に、★ひとつ。静かに、夫の浮気を疑う貞淑な妻に大谷直子。彼女の反撃は良かった。
一つの評価は、まめまめしく健さんに尽くす小百合ちゃんの演技に対して、座布団一枚!