ちょス飯の映画評
『君よ憤怒の河を渉れ』 ★★☆☆☆
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2001/12/21
- メディア: DVD
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衛星放送の番組で見た。1976年 西村寿行原作の松竹映画
健さんと原田芳雄、田中邦衛と大滝秀治に中野良子がヒロインで出演。
これは、なんとも仰々しい題名なのに、拍子抜けしてしまう娯楽映画だ。
エリート検事だったと思われる主人公(高倉健さん)がいきなり、強盗強姦魔とこそどろ呼ばわりされて、被害者の証言のみで逮捕される。自宅を捜索されると盗品が見つかり、無実の罪を晴らすために、トイレの窓から健さんは逃げ出す。
被害の証言をした被害女性を能登に訪ねると、既に殺害されており今度は殺人鬼として警察に指名手配されて・・・。
もうひとりの被害者男性、邦衛さんを追って北海道に渡ると、作り物丸出しの熊が現れて、たびたびヒロインと健さんを襲う・・・。
それにしても、牧場主でヒロインの父親・大滝からセスナ機を譲られ、免許も無いのに空に飛び立つとは・・・このフライトの長いこと長いこと。
また、東京のホテルでのいきなりの中西良子のヌードには、魂消た。健さんをかくまうために、原田演ずる刑事の前で、服を全部脱いで「出て行け」と立ちはだかったシーン。
綺麗な形の小さな乳房に、乙女のような小さな乳首。こんなシーンっ全然いらんでしょう。
昔は美女が脱ぐことで、客を呼んだのか知らん。政治家が人の心を操れる薬を使って、悪いことをし放題していたという落ちだったが・・・。
これは、真面目な勧善懲悪映画なのだろうが、あまりにも荒唐無稽で馬鹿馬鹿しくて笑えた。健さんは若い頃は、仕事を選ばなかったのだ。(役名は省略)