日航ジャンボ機墜落の日
30年前の今日、520人もの人が御巣鷹の尾根に墜落した飛行機事故により、亡くなった。
機長は、必死にこの山に向かったのだろう。せめて地上には犠牲者を出さぬようにと。
このとき4人の生存者が助け出され、本当に良かったと思ったが、もっと早く現場に救出に行っていれば、まだ助けられた人もいたかもしれないという。
ヘリコプターに吊り上げられて救出された川上慶子さんが、30年たった今では家庭を持ち、お子さんにも恵まれているとのこと。
飛行機に乗っていなかった、彼女のお兄さんは遺族として、がんばらなければ、と頑張りすぎて高校生の頃、辛い時期があったという。
就職しても、長続きせず・・・。突然親やきょうだいを亡くした悲しみは、ボディブローのように、彼を消耗させていったのだろう。
しかし、今では家庭を持ち、二人の娘の親となり介護職をしているという。愛する人とめぐり逢い、守るものを、持つことで彼の心の傷は少しずつ癒えて行ったのではないだろうか。
NHKテレビで彼の姿を見て思った。