ちょス飯の読書表
『イティハーサ』第一巻 ★★★★★
- 作者: 水樹和佳子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2000/05/01
- メディア: 文庫
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舞台は
古代の日本なのか、目に見えぬ神と、目に見える神のいる時代の物語。
絵は平凡だが、「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」がテーマの壮大な物語。
真の言葉が、音で表せないのか、記号で表されているのは惜しいが・・・。擬音でも良いからカタカナで表記して欲しかった。
登場人物の服装から、日本の神話時代のようだが、目に見えぬ神を信じて平和に暮らすひとつの村が、突然襲撃され子どもがさらわれる。
その村で生き残った3人が主人公達。目に見える神が2種類あり、ア神は善、イ神は悪。イ神とその信徒達がが、次々に目に見えぬ神を信じる村を壊滅させるが、それを食い止めるのがア神とその信徒たちの軍だ。
いきなり、ア神のりっしん様が現れて驚いた。
女戦士のアオヒコへの愛、きょうだいとして育った、タカヤとトオコの不思議な力・・・。
そして、村の宝が、太刀と鏡と勾玉の首飾りだったこと・・・。結界としての鳥居。
二巻が楽しみだ。