ちょス飯の読書日記

 『去年の冬、君と別れ』 ★☆☆☆☆

去年の冬、きみと別れ

去年の冬、きみと別れ

 これは、中途半端。

 人形師、K2、姉のことも弟のことも充分描かれていない。
 ダメでしょう、こんなんじゃあ。

 芥川の『地獄変』をモチーフにしたのか、カポーティの『冷血』を読んだか、というセリフが繰り返されるが・・・。

 殺人者と取材者、恋愛とストーカー、きょうだい間の愛・・・とても興味深いテーマがてんこ盛りなのに、頁が短かすぎる。