ちょス飯の読書日記
『まいまいつぶろ』 ★★★☆☆
- 作者: 高峰秀子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/11
- メディア: 単行本
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正直な直裁的な文章で、歯切れが良い。彼女は北海道出身というが、べらんめえ口調だ。
それにしても昔から、パパラッチはいたのだ。売れっ子女優の婚約、結婚式に殺到するマスコミの記者。
彼女の、花嫁衣裳のチュールが破れたり、花束が壊されたりしたのは悲しい。付き人やマネージャが、防ぐことも出来ない時代だったのか。
夫がどれほど素晴らしい人なのか、何故、彼女が彼(松山善三)を選んだのか、何も記述がなく残念。こっぱずかしくて、そういうことは書けないのだろうか。
養母の悪行については一行もない。まだ彼女が健在の時には娘として書けなかったのだろう。
美しすぎる容姿の彼女が、自分をあまりそうは思っていなかったようで、これは−2☆。