ちょス飯の読書日記

 『小暮写真館』  ★★★★☆
 

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

 長い。もう少し、コンパクトに書けるのでは。
 高校生の語りで書かれている。少し、軽い文章で読み難い。

 不動産屋の、冷淡ながりがりの女子社員が主人公によって、だんだん生きる気力を取り戻していくところは、泣けた。
 また、きょうだいを亡くすことの辛さ。両親の苦しみが描かれており、死んだ人とコンタクトしたいという弟ピカちゃんがいじらしかった。涙涙。

 親戚は助け合いもするが、遺産相続などで憎みあう存在にもなる。身内の不幸を、余計に辛くさせることも。

 真正面から電車が見えるという、スポット。私も、一度行ってみたいものだ。