ちょス飯の読書日記

 『占星術殺人事件』★★★★☆

占星術殺人事件 (講談社文庫)

占星術殺人事件 (講談社文庫)

 これは、御手洗 潔のデヴュー作。
 なかなか、凝りに凝った事件だが・・・8人もの大量殺人が、40年間も解決しなかったという。
 恨みを晴らすための、完全犯罪完璧な殺人が、御手洗 潔の名推理で解決。鮮やかだった。

 明治村や京都が、出てきたのは良かった。当時の現地の様子が分かって楽しい。今の2時間ドラマのよう。

 あまりに多くの人が殺されるが、生存していた頃の被害者側を活写していない。故にマイナス一☆。