Pちゃんとデイト

 7日、従妹の娘15才の女子高校生Pとデイト。
 学業に身が入らないからか、本当に頭が悪いからか・・・成績がビリだという。
 小学校から中高一貫校に入れたいと、N塾へ通わせて念願の私立女子中学校に合格・・・公立だと、Pより成績の悪い人はいくらでもいるだろうに・・・
 彼女の母が、もう6年以上娘の成績が悪いことに、腹を立て続けている。このところ、娘の話をするとだんだん激昂してくるので、これは大変だとchosu-manmaは、いてもたってもいられなくなった。

 七月はチラシ配りの所得が倍増になったので、Pちゃんに会いたいと従妹に電話すると「塾がある」「娘は嫌がる」などと言われたが、直接話をさせて、と頼みやっとP自身にオーケーをもらう。

 13時にと約束したが、15分前にもうPは来てくれた。すっかり、娘らしくなった。私服の彼女は、もう大人だ。

 ふたりで、損保ジャパン42階にある美術館へ。
ちょうど、ちひろの絵や世界の絵本展をやっていて、可愛らしい挿絵を見ることが出来た。
 それぞれの画家の美しい絵に魅了され大喜びのchosu-manma。だが Pは、無表情で、尋ねたことには答えるが、終始無言。
 
 絵を見終わって、2階のレストランでランチ。
「あなたの母が、前より怒りっぽくなったが、あなたは大丈夫か」と訊いて見ると、「平気」だと言う。辛いのではないかと心配していたが、渦中の彼女は、自分のために、怒り狂っている母を冷静に見ている。馬耳東風。怒りを宥めてやろうとも思わないのか・・・自分を変えようとはしない。それとも、彼女なりに努力しているのに、ビリのままなのか。
 部活動に入りたかったが、勉強をしないから反対されて入れなかったという。少し、悲しそう。勉強できなくて部活もしなかったら・・・学校へ行きたくなくなってしまうのではないかな。という言葉を呑み込むchosu-manma。
 でも、絶対に塾も学校を休まない。
 真面目な怠け者のPちゃん。

 おばさんは、あなたを見守っている。
 勉強をしたくない人の、仕事も色々ある。自分の人生だ。何か、夢中になれるものを見つけてほしい。