大変な大雨被害

chosu-manma2010-07-17

 シャッピー・チャッカリーヌ観察日記 7
快晴。昨日の態勢のまま動かず。これは・・・蛹になったのか。ただ寝ているのか。まさか世の中が嫌になって自殺?

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 chosu-manmaの住む街は、真夏の暑さ。平穏。しかし、広島・山口・岐阜・長野で大雨被害が・・・
 未だ行方不明の人もいる。本当に気の毒なことだ。自然災害を防ぐことはできないまでも、被害を最小限に留めるための対策をなんとか講じなければならぬ。
 たとえ今住んでいる場所が、先祖伝来の土地だとしても、危険区域を早急に指定し代替地を用意して、少しでも安全なところに引っ越しさせるというのはどうだろう。
 とくにchosu-manmaが心痛めた被害者は、10kmも流されて遺体で発見された女性のこと。土嚢を積んでいて、足をすべらせたのか、行方不明になっていた。即死で流されたのか・・・・長い間苦しみながら溺れつつ力尽きてお亡くなりになったのだろうか・・・合掌
   
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 夢中になって水着を入れるタメのビニルコーティングのバッグを縫う。紺地に大きな白い水玉模様。
 どうも、うまく縫い目が揃わぬ。だけど、やれやれ完成!

 あっと驚く。もう5時だ。chosu-pampaが帰るまでに一時間しかない。なんとかしなければ。片付け、掃除、炊事。おっと買い物も!

 ちょス飯の読書日記 ネタバレ注意
 『テンペスト』下 ★★★★☆
   

テンペスト  上 若夏の巻

テンペスト 上 若夏の巻

 これが、ライトノベルというものなのか。初体験。
上巻では男性(宦官に化けて)として活躍した孫寧温が失脚し八重山島流しになるところでる終わるが、下巻では真鶴(本名、本来の性別は女性)となり琉球へ戻る。しかも、あごむしられ(国王の側室)に選ばれて・・・琉球王国の危機には、役人の寧温に早替わり。りぼんの騎士よりすごいやんけ。男になったり女になったり・・・
 王の子を産み、真鶴の出産祝いに寧温になり駆けつけ・・・ピンチビンチの連続だ。
 しかし、とうとう自分の一番の味方だった兄により正体を暴露されてしまう・・・・

 主人公は何度も自身の危機を乗り切り、「龍の子」として王国の窮状を打開した。また知恵と勇気と完璧な美貌で二人の男(寧温のライバル喜舎場朝薫と薩摩藩の青年士族朝倉雅博)と一人の蛇舌妖怪(琉球駐在の清国の宦官役人徐丁がい)を虜にしてしまう。

 最後は、アメリカ映画のように真鶴が初恋の人と結ばれる接吻シーンで終わる。ライトでいい!

 また、聞得大君/真牛(もうし)の変遷が凄絶で劇的。最期も素晴らしかった。彼女は醜いものを見ると目が汚れるからと、道を歩くとき片っ端から醜い姿で汗水たらして働く農民たちを捕まえて六尺棒で叩き殺させていたのに・・・。寧温との争いにことごとく敗れ、最期には最下層の人々の葬儀屋となったが、そこで初めて人間らしくなっていくという件・・・これは、良いなあ。
 もうひとつ、自分の本名を知らず役職名が自分の名前だと思っていたという件。自分の名前を知って驚喜する件。これは良い。

 ただ。ストーリー展開にタメがない。急転直下のストーリーだが、もっと時間の経過がじっくり語られて良い。
 つぎの行では、解決している。もっと紆余曲折が必要。「遊び」というか、揺らぎがあって良いのでは。

 重厚なものを好むワケではないが・・・「けろりんぱ」という表現には驚いたぜ、セニョール

写真は最も美しい場面に登場する鳳凰木 

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かつて沖縄が、琉球王国として五百年間も平和に独立を守ってきたということをまったく知らなかった。
 1879年、若夏。(うりずん)琉球王国沖縄県となった。と最後に書かれている。
 沖縄の歴史を学んでみたい。

 中国(歴代王朝)と日本(薩摩藩など)の二重支配を逆手に取り、島中の秀才と美男美女の「もてなし」を駆使して生き抜いて来たという記述に唸らされた。

 歴史的事実を知り、それから、この物語を再度味わいたい。