シャッピー・チャッカリーヌ観察日記 3

雨のち曇り.
シャッピーはちゃっかりと植木鉢の縁の裏にピンと小枝のふりをしてじっとしていた。
 明日は、彼の身長を測ってみよう。

 *日本時間未明に、FIF南アフリカ大会でスペインがオランダに勝った。延長後半残り数分のところまでゼロ対ゼロ。何度もあったゴール出来る機会があったのに、オランダのロッペンじいさんは、決められなかった。スペインのイニエスタはゴールを決めて、「亡き友といつも一緒だ」と書いたアンダーシャツを世界中の観客に見せた。
 もしかして、亡き友があの世から応援したのでは?

 イニエスタとロッペンじいさんが。同年齢26才と知り驚いた。ピジャより若かったなんて。

 やっと明日から安眠できる。

 **昨日はひまわり忌。心の母Yさんが昇天されて三年。彼女と出会った塩山の農協の桃選果場を思い出す。今から32年前ベルトコンベアから流れてくる白鳳をSとMに仕分けして、傷んでいるものは避けて、箱に詰めていく作業をした。暑くて死にそうな作業。ノーギャラで賃金を寄付するというワークキャンプ

 そのとき夜の勉強会に講師のひとりとして児童文学作家のN氏が来られ、彼の細君Yさんは足の不自由な彼の介助に着いてこられたのだ。chosu-manma(当時20才)は彼の大ファンでどうしても会いたくて参加。
 あの夜彼に会えた喜びに泣きじゃくってしまった。「あーはははは」と高らかに笑われるYさんにたじたじ。

 あのときの桃が、スーパーに今年も並んだ。Yさんにお供えしたあと、丁寧に水彩で描いた。今もご存命の100
才のYさんの母上に絵手紙にして送ろう。
 まあまあの出来だ。匂いまで絵に現せたらなあ。

 ***大学の後輩のじいさんから、暑中見舞い。梅雨明け前に毎年くる。ついに、肺がん手術から五年目。生存し、そして腫瘍マーカーがMINUSだったと。たた筋無力症との闘いが続いていると。
 やったね。じいちゃん!筋無力症とは仲良くやって生きたらいいよ。

丁寧に返信したい。