大収集

 店側に欠勤がばれていないのなら、裏工作をしようかとも思ったが丁度油すましに電話すると外出中。やはり、今朝豆軍曹(上司)に事情を説明し詫びると、以外にも優しく指示してくれた。おまけに、ミーティングを開くとのたまう。ありがたや。

 今『関ヶ原』を中盤まで読破中。いよいよ毛利が内部分裂により、三成を裏切ろうとするところまで。ひとりひとりの人物像が愉快。島 左近。三成。清正。ガラシャ・・・。

 何故、殿を守るためならば、と自分の命をも惜しまぬのか。

 分った。

 400年経っても彼(彼女)の死に様は語り継がれる。誰かが見ていてくれて、語り継いでくれる。「見ていてくれる」「物語を聴いてくれる」「心を震わせてくれる」ことがかれらの死を恐れさせない動機になるのではないか。

 死後400年経た今でも、直江兼継は誰かに自分を書かしめ、読ましめ、また俳優に演じさせしめ毎週私達の前に現れる。