Yさんと缶コーヒーでデイト

 午後3時頃、牛乳パック仕様のスツールのカバーを、20年来使用していないスカートの布を断ち縫製していたら、Yさんより電話。彼女のために育てた小さい鉢植えの花が咲いたので手渡したいと思っていた所。必死に掃除してから「家に来て」というと、近くの×ストアで買い物しているとのこと、そこへ行き小1時間お喋り。初給料が嬉しくて、缶コーヒーを奢ってあげた。

 フルタイムでパートをしているが、生活が苦しいので、もうひとつ仕事をしたいとのこと。でも25才になる長女、19才になる長男もいる。ふたりが数万円ずつでもアルバイトで稼げば、末っ子の中一の次男に金がかかるとしても、何とかなるだろうに。ひとりで稼いで、三人の子どもを大切に大切にしているのだろう。哀れだ。あと少しできっと子どもたちが、三人ともばんばん母ちゃんに金をくれるときがくる。がんばり過ぎずに、だらだらのんびりやってほしい。

 年寄りはどうしても、忘れっぽくてくどい。夕方五時○ストア勤務中の一反木綿に念を押しに行き、来月の日程をほぼ彼の要求どおりで作成し、「これでいいか」と確認したら「よし」と言ったのに。・・・。X日は休みかどうか忘れたと、午後九時頃、電話が来た。あほなやつ。いやいや、私もいずれそうなるのだ。お年寄りを大切にしよう!